2016年4月20日水曜日

戯言 2

引き続き、戯言.........

とある処から聞いた話、


とある企業、
その工場では職人さん数名で製品を製造してるらしいです。

生産ラインの様に流れ作業的な工場では無く
1~4人が組みに成って、1個の製品を製造する。

全てがワンオフのカスタムバイクや
私の製造してる制御装置も同じです。

その企業、
とある従業員『M君』っとしときましょう(仮名)

M君は地元の私立高校を卒業後、18歳でこの会社に入社し
見習いから始め、職人に成ったそうです。

実はこの会社、専門職の企業なので
専門的な学校を卒業した人が多く就職しています。

私の居た会社も電気設備の会社だったんで
殆どが工業高校の電気&電子科卒、
又は電気に関する専門学校/工業大学卒の方が多かったです。

M君は専門の学校を卒業した訳では無いので
他の方と違い、全くの専門知識がありません

ボルトを締め付けるのに、右廻しか?左廻しか?
ソレも解らないぐらいのドッ素人、
((右も左も解りません...ってヤツですね))

そんな訳だったんでM君
他の諸先輩達に迷惑が掛からない様
死に物狂いで仕事をし、諸先輩から技術を盗んで
((職人は目で見て仕事を盗む...って感じですね))

必死で働いて、勉強し、技術を得たそうで、
翌年の19歳の時には
1人で大手客先の現場に1人で行ける程に成長したそうです。


そんなのと同時期
M君の会社に1人の男性が就職して来ます。

新卒の後輩では無く
何処かで同じ系統の仕事を経験して来た
M君よりも10歳年上の男性

イワユル「中途採用」って奴ですね。

この男性、仮に『Kさん』っとしましょう。

KさんはMくんよりも年上の29歳。
何処か?同じ系統の企業を巡って10年の経験有り

この会社ではM君よりも後輩ですが
人生の先輩としては10年経験の大先輩です。

((年上の後輩ってチョットやり難そうですね))

しかもKさん
専門の学校卒が最終学歴で
この職種に関する「国家資格」を持ってるとか
無資格のMくんにとっては、尊敬に値する価値の有る後輩です。



処がっ!....この『Kさん』

同一職種の企業で10年の経験...っとは言いつつも
その企業で従事してた部署が「資材課」との事

いくら同一業種の企業で10年の経験が有ったとしても
製造では無く、資材課じゃね....

同じ畑でも、種とビニールハウスぐらいの差が有ります。

当然の如く、技術的には全くMくんの足元にも及ばず

しかも、同一系の企業を10年渡り歩いた経験者...なんて
大風呂敷広げて自信をアピールして入社試験に合格したんで
他の従業員の人も「あの人は出来る人だ」って認識から
誰も何も教えない。

なんでKさん、1人で四苦八苦;;;;;

それ見てた工場長が見るに見かねて
「オマエ、チョット見てやれやぁ!」っと言った矛先が一番若いMくん。

Mくんも困りますよね
10歳も年上ですし、しかも自信で経験者とのたまわってる輩
後輩なのか?先輩なのか?良く解りません??

しかもKさん、元々頭が悪いのか?
年齢が29歳で頭が固いのか?
同じ事を何度指示しても、間違えて作業します。

途中でソレをMくんに指摘され、
作業時間オーバーするんで、焦って手直しする。
時には遅れを取り戻す為、1人残って残業して行く事も。


Mくんは若い事も有って、
ソレナリにヤンチャって言いましょうか、
いくら仕事が出来るとは言え、19歳のクソガキです、
スキを見せるとサボったり、パートのオバちゃんと喋ってたり
イロイロと目に余る行動が有ったそうなんですが、
作業は完璧にこなし。当然時間内に作業を終える。
早く終わった分、サボりマクリだったそうです

まぁ、素行は良くありませんが、
会社の利益から言えば全く損害も出て無く。
逆に時々矢の様に真面目にやって、余分に仕事もしたんで
逆に会社からしたら、利益は出てたでしょう。


ソレに打って変わってKさん。
アセアセ必死にやってる様に見えますが、
3個作業すると、2個間違ってるんで手直し

水前寺清子の365歩のマーチですね。

朝から同じ作業始めて
M君は余裕で定時前に作業完了し、
なんなら梱包まで済ませてる状態、

逆にKさんは殆ど作業が進んで居らず

そりゃそうですよね、3割やって2割やり直してるんだもん、
多く見積もっても7割ぐらいしか進んでません。

M君が余裕で掃除して、喫煙所でタバコ吸ってる時にも
Kさんは作業が終わらず、汗アセ作業してる...

尚且つ、残業時間にMくんは
半分ふざけながら翌日の作業の段取りしてるのに

Kさんは残業してアセ汗して必死に作業してる。
必死にやってる様に見えますが、6割ぐらいは無駄な動き、

どんな風だったか?Mくんから聞いた例え話から抜粋すると

取付穴4個で取付ける部品が有ったとします。
電気ドリルで4か所穴開けて、タップ立てて、ボルトで固定します。

この一連の作業、普通なら
電気ドリルで穴を4個共、開けます。
続いて、タップハンドルでネジを4個立てて行きます。
んで、部品を設置して、ボルトで固定。

↑ふつうはこうですよね、 
  聞いてた私も、きっとこうします。


しかし、Kさんの場合
まず、ドリルで穴を1個開けます。
一旦ドリルを置き、続いてタップハンドルでタップを立てます。
1個のネジ穴が完成したら、タップハンドルを置き、
もう一度ドリルを持って、2個目の穴を開けます、
そして、ドリルを置き、又、タップハンドルに持ち替えて....

・・・・・こうやって、4回繰り返すそうです。

なんか、無駄ですよね
私も今、文字で書いてる段階でメンドクサイですもん。

まぁ、なんていうか、気が長いって言うか...
自分が社長や上司だったら、ケツを蹴り上げてますね。


Mくんは「ギューンギューンギューン」の「カリカリカリ..」の「ぎゅぎゅぎゅ」なのに

Kさんは「ギューン」、ゴトッ「カリカリ」ゴトっを4回繰り返し
最後に「ギュウっぎゅっぎゅ」・・・
((「ゴトッ」はいちいち工具を置く音です))

しかし、ソレを末端だけ見てたこの会社の経営者(社長)

鼻歌交じりにふざけて翌日の準備してたMくんと
必死にアセアセ無駄な動きしてるKさんを比べて見て

「Kさんが必死にやってる横で、なんでMはふざけてるんだ!」

こう、怒鳴り散らしたそうです。

朝から作業をずっと見てて、進行具合をすべて把握してれば
こんな事は無かったでしょうが

その部分だけ切り取ってみたら
Kさんが必死に残業してやってる横で
M君はふざけてるだけにしか見えませんよね。

又、社長は続けてこう言います

「昨日も夜遅くまで工場の電気が点いてたけど、身に来たらKさんが1人で仕事してた」
「誰も手伝わずにみんな帰ったのか?」
「オマエ(Mくんを指し)遊んでる暇有ったらKさんを手伝え!」

そう言われてもね...
Kさんが1人でいつまでも残業してるのは
途中、何度かミスが有ったり、無駄な動きが多いんで
皆よりも何倍も時間が掛かるんで、1人でいつまでも作業してる訳で
周りのみんながKさん1人に仕事押し付けてる訳ではありません。

元々、Kさん自身が悪い事なんだもん....


この事に対し、当時、
血の気の多かった19歳のMくんはブチギレたそうです。

そりゃそうですよね!
会社にとって、役に立って利益を上げてるのはどっちなんだ?
そう、社長の胸倉掴んでもオカシク無い話。

全てを把握せず、部分的に切り取って見て
勝手な判断で理不尽に怒鳴り散らす、

まぁ、社長の見解も解らんでも無いですが。


その場はMくん、
会社の先輩の人になだめられ、鞘に納めたそうですが、

翌日、Mくんの担当の客先に1人で出向いたMくん。
何気に前日の腹立たしい事柄を
客先担当者のTKさんに話したそうで...

19歳の若気の至りでしょう、
「僕はもう、会社辞めます」的な短絡的な話をしたそうです。

ソレを聞いた、客先担当者のTKさん。
怒って会社に電話をしたそうで
「Mくんを辞めさせるんなら、お前の会社と取引辞めだ!」
そう、脅したそうです、

この会社にとって、大口の客先で
TVでCMする様な超・大手企業の客先、
例え冗談でも、その口座が無く成ったら会社にとって痛手です。
慌てて翌日、社長が客先TKさんの処に出向いたそうですが、

社長はMくんに一切の謝罪が無かったそうです。


しかし、Mくん、19歳のクソガキでしたが
その時に悟ったそうです。

「俺は会社の為では無く、お客の為に働こう!」

M君は19歳にして、金で買えない経験をした様ですね。



その後も、余裕で働くM君に対し
相変わらず3歩進んで2歩下がるKさん

そんな光景が続いた数年が経過し

Kさんもこの企業でソコソコ経験して来て
能力は相変わらずですが、元々の経験年数と年齢も相まって
『主任さん』なんて地位を得たそうです。

主任さん(班長)に成りますと
ソレナリニ部下も付きまして、


とある客先での現地作業が有ったそうで、
「Kさん班」がこの作業に従事しました。

朝、若い衆を3人連れ、合計4人にて、
1時間程早く出て、現場に向かうKさん、
帰宅は夜中だったそうです。

そして翌日、この製品の設計担当者が
客先に進展調整に行くと....
間違え(チョンボ)バンバンで、マトモニ試運転できず。

設計担当者さん、半ギレで帰って来てました。


その問題が有ったからか?設計さんからの苦情からか?、
その客先での現地作業、今度はMくんに担当が変わったそうです。
制作仕様書と、現地の設計図、構成図を見たMくん、
ヤンキーの若い衆を1人連れ、余裕で8時半出勤で現地に向かい
現場には9時半頃到着。

若い衆とM君2人で作業をこなし15時頃には作業終了、
設計思案も理解してたんで、その場で軽く試運転調整したMくん。

ソレでも客先を出たのが16時頃、
帰宅ラッシュに巻き込まれるのがウザかったんで
途中でアメ車屋でアメ車を小一時間程眺め、会社に帰ったそうです。

それでもKさん班よりも3時間も早い帰社
尚且つ、掛かった人工も半分、

さらに翌日、設計担当者が試運転調整に行くと...
すでに前日に軽く動かして有るんで、
スイッチONで難なく作動、ほんの少しの微調整で終了し
午前中に試運転が終了してしまったんで
時間調整で帰りにパチンコを2時間程打って来たそうですが、
それでも16時には帰社していました。


チナミニ、補足ですが、
Mくんが連れてったヤンキーの若い衆、
実はMくんもソコソコ、ヤンキーだったんで

Kさんの代わりに来た職人が
ヤンキー2人だったんで、お客が心配して
「あのヤンキー2人、大丈夫なのか?」っと、会社に電話したそうです。

後に、この誤解は即座に解け
会社に電話した客先担当者さんに
Mくん含め、ヤンキーの若い衆はソコソコ可愛がられたそうです、



これだけ
別部署の人から、客先から直接の苦情が有ったにも関わらず
当時のこの会社の給料形態が「年齢給」だったんで
Mくんよりも10歳年上のKさんの方が、
手取り給料で10万円多かったそうです。

コレはかなりの理不尽ですよね。


さらに、この後、Mくんは多大なる理不尽な目に遭遇します....


つづく




0 件のコメント:

コメントを投稿